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執筆者の写真Dr. K. Shibata

継続する力:理想の自分に出会うために


「継続は力なり」という言葉があります。


目標を立てて、それを続けることが「成功」(これも人によって定義は様々)への道だと言われます。むしろ、成功というより「理想の自分」という方が正しいのでしょう。


継続が難しいのは、なかなか、結果が出ない、先が見えないときです。自分自身の経験を振り返れば、学習の成果とか閃きとかは、コップに水が少しづつ溜まっていき、それが一杯になって溢れる時に視界が変わるような感じでした。ある日、急に理解できるようになり、目の前の扉が開くようなイメージです。物事の理解が進むと、目に映る景色も違って見えます。


そこに至るまでに耐えられず、止めてしまう人も多いです。もちろん、向いてないこともありますから、止めることも選択肢です。学習とか努力が続けられるのは


①そのテーマが好きだからもっと勉強したい

②目的を達成するための強いモチベーションがある


だと思っています。しかし、若いうちに、どちらかを見つけるのはかなり難しいのかな、と最近感じています。それを若いうちに見つけられたら、その人は幸運です。「何を努力したらいいのか分からない」という若者にも数多く出会いました。私自身は周囲に流されて、無駄な努力をしていたなと、後悔する時があります。


では、どうすれば、「自分にとって努力に値するもの」を見つけられるのか。無謀かもしれませんが、まずは「やってみる」ことです。失敗することにより、自分に向いていないものが分かります。そして、失敗は若いうちに経験した方が早く立ち直れます。


そして、2番目は自分の過去、自分自身だけではなく、自分の住んでいた地域や環境、家族や友人との会話、読んでいた本などを思い出してみることでしょうか。そこに自分自身の未来を見つけるヒントがあります。後は、努力のプロセスを楽しむこと、出来た時の自分を想像してみると、意外と、努力は「苦労」でなくなるものです。


私自身は努力を楽しむ方法を伝えられる人間でありたい、と思っています。何故なら、見える景色が変わることの喜びや素晴らしさを知っているからです。ぜひ、あなたの新しい旅のお供をさせてもらえませんか?

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