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執筆者の写真Dr. K. Shibata

パンデミックとITソリューション【英語で学ぶ大人の社会科】第38回 1/23(日)20時@オンライン

更新日:2022年1月11日

パンデミックとITソリューションの問題点を英語で議論。英語上級者にお薦めの知的イベント

2022年最初の「英語で学ぶ大人の社会科:世界の知性が語る現代社会」のワークショップのお知らせです。2022年1月23日(日)夜20時@オンラインで開催するワークショップは、テクノロジー評論家として著名なEvgeny Morozov氏がThe Guardian紙に寄稿した「The tech‘solutions’ for coronavirus take the surveillance state to the next level(パンデミックをIT政策で乗り切るは大間違い)」を利用します。


チケットの申し込みは以下のYahooチケット・サイトからお願いします。


【チケット】


パンデミックとITソリューション【英語で学ぶ大人の社会科】第38回 1/23(日)20時@オンライン


【銀行振込での申し込み】


振込用紙は以下のサイトからダウンロードお願いいたします。



【ワークショップ】


ワークショップは日本語の書籍では「ITソリューションの正体」と紹介された以下の新聞記事を利用します。


The tech ‘solutions’ for coronavirus take the surveillance state to the next level | Evgeny Morozov https://www.theguardian.com/commentisfree/2020/apr/15/tech-coronavirus-surveilance-state-digital-disrupt


この記事の日本語訳は「新しい世界:世界の賢人16人が語る未来」(クーリエ・ジャポン編)に収められています。


新しい世界 世界の賢人16人が語る未来


新型コロナの感染拡大の予防について、これまで以上にIT技術の利用に注目が集まっています。特に中国・台湾・韓国などの東アジアでITを利用した感染者の行動制限・追跡やマスクなどの配布、世界各国でのワクチン・パスポートの発行など、もはやスマートフォンの利用なしには生活が成り立たないといった状況になっています。そして、教育、会議、仕事の進捗状況の管理など、あらゆる局面で国家や企業による国民の行動のデジタルによる監視が進行しているのが現実です。また、在宅勤務が可能になるのはいいのですが、人権感覚の希薄な日本では度を越えた業務管理が行われているのも事実です。


テレワーク 働きぶりの“見える化” 導入広がる 新型コロナ | https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200424/k10012404611000.html


私が上記の記事の内容を豪州在住の英国人の大学教授に伝えたところ、このような労務管理の方法(従業員の自宅での監視カメラの利用等)はイギリスやオーストラリアでは、まず実行できないだろうといわれました。もちろん、以下のようなケースは論外です。


在宅なのに?"テレワークハラスメント"って... .


また、モロゾフ氏が問題視しているのは「監視国家」の課題だけでなく、ITによる需要や供給のコントロールが既存の社会問題をより見えにくくしていることだといいます。大都市中心部以外では日本でも欧米諸国でも公共交通が十分に供給されていませんが、その不足をITによる需要のコントロールで乗り切ろうとするMobility as a service(MaaS)などの交通サービスの在り方を彼は厳しく批判しています。


日本版MaaSの推進 - 国土交通省


脱炭素社会への移行や高齢化社会を考えれば、公共交通と都市計画への投資は不可欠で、彼はそのコストを抑えることを主眼としたMaaSには問題点が多いというのです。都市計画を複数の国で勉強した私にとっても、このサービスがここまで注目されることには違和感しかありません。実はスマートシティも海外の都市計画の専門家にはかなり不評で、多くのプロジェクトが中止・規模の縮小に追い込まれています。


ITの利用に関しては、かなり批判的なモロゾフ氏ですが、先日、日本政府が発表したこの計画に疑問を感じた国民も多いのではないでしょうか。ちなみにこのデータは在学時だけでなく、成人になっても「生涯学習」の資料として政府が保存活用するのだそうです。


政府 学習履歴など個人の教育データ デジタル化して一元化へ | NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220107/k10013419481000.html


あなたは「デジタル社会」の到来に何を期待しますか?このワークショップの設問は参加申し込み者&サロン会員及び後日発表するnote記事購入者にのみ送付します。過去のワークショップと同様の設問を設定しますので、以下のマガジンの記事を参考にしてください。


【英語で学ぶ大人の社会科】世界の知性が語る現代社会


このワークショップに関心のある方は以下のニュースレターに登録していただくと案内が届きます。


【英語で学ぶ現代社会】を無料ニュースレター@Revueで購読しませんか?



【詳細】


参加費は500~2,350円です。サロン・ゴールド会員の割引他、回数券もご用意しています。6カ月の新規サロン会員権の購入(更新も含む)の方の初回参加費は無料です。


申し込み後(開催日前日)、メールにてビデオ・リンクもしくは招待状を送ります。オンラインでは、通信上の問題が発生する場合がありますが、不具合の場合、次回無料で参加できます。キャンセルの場合も次回への振り替えになります。


申し込みはYahooチケットの他、銀行振り込み/事務所にて支払いでも可能です。初回のみ申込用紙を以下のサイトからダウンロードして振り込みをお願いします。一度設定すると後は申込書無しで銀行振込+電子メールで参加日の連絡を頂くだけで申し込みが可能になります。




定員: 10名


【場所】 オンライン


オンライン(インターネット接続+マイク付きイヤホン+PCもしくはタブレットorスマホを準備願います)。Gmailをご用意ください。


ワークショップは気軽に使えるGoogle Meetを使って英語での議論に取り組みたいと思います。グローバルな政治や経済に関するテーマですが、大変興味深い内容ですので、ドリンク片手に気軽にご参加ください。参加費は初回は特別価格です!


1)メインでは以下の二つのオンライン会議システムを使います。


Google Meet(Gmailとリンクしています)


【ビデオ会議システム】Google Meet


ビデオ会議の利用にはGMailアカウント及びマイク付きイヤホン(携帯電話購入時に付属品として付いています)、PC又はタブレット・スマートフォンなどが必要になります。使い方はGoogle Hangoutと同じですが、PC以外だとアプリのダウンロードが必要な場合がありますので、事前に動作の確認をお願いします。またGoogleカレンダーもダウンロードしておくと便利です。


申込を受けるとGoogleカレンダーに招待状を送りますので、そちらにアクセスして、予定上のGoogle Meet に参加するをクリックし、マイク・カメラを設定しておいてください。使い方は以下のサイトを参照してください。


ビデオ会議ツール「Google Meet」の利用方法


オンライン・サロン& noteゴールド会員について


現在、オンライン・サロン「朝英語の会@京阪神~The Japan Times 紙記事について議論する~」とnoteサークル「英語で学ぶ大人の社会科」の会員を募集しています。サロン会員とゴールド会員は全てのワークショップに割引価格で参加できます。


【オンラインサロン朝英語の会@京阪神】


「朝英語の会@京阪神~The Japan Times紙記事について議論する」を始めました。京都・大阪・神戸で開催される「朝英語の会@京阪神」共通のサロンです。詳細に関しては以下のリンクを参照してください。



【英語で学ぶ大人の社会科】


noteのサークルを始めました。もっと社会問題について学びたい、英語のスキルを進化させたいという方のための一石二鳥、欲張りなサークルの立ち上げを目指しています。ワークショップだけでなく「大人のための社会見学」も計画中!メンバー募集中です。


【英語で学ぶ大人の社会科】サークル



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