大学生、社会人に必要な論文・レポートの作成・執筆のスキルを最短で学習
2024年8月の「論文の教室」開催のお知らせです。夏休みが始まりました。新学期からの課題レポートや卒業研究の提出に備えて、休日の間にしっかり「論文・レポートの書き方」を学んでみませんか?長文記事やレポート等を執筆する必要のある社会人にも有用な講座です。会場はオンラインです。
日時: 2024年8月10日 (土)10:30-16:00
第1部 10:30~12:30 第2部 14:00~16:00
チケット
チケットは以下のYahooチケット・サイトから購入、もしくは銀行振込みでお願いいたします。なお、1・2部とも銀行振り込みでお申し込みの場合、500円を割引します。1部だけお申込みの場合は、正規の価格より250円を割引いた価格を適用します。
1)【Yahooチケットからの申し込み】
【論文の教室】基礎・実践編-大学生・社会人のための論文・レポート執筆講座 8/10 (土)@オンライン
2)【銀行振込での申し込み】
振込用紙は以下のサイトからダウンロードお願いいたします。振込指定先は三井住友銀行ですが、三菱UFJ銀行をご希望の方は、同じく下記の頁からご連絡ください。
ニューノーマル時代に必要なライティング・スキル
パンデミックが世界中に蔓延する中、2020年の新学期は始まりました。4月初めからオンライン授業に移行できた大学は比較的少なく、5月の下旬頃より、ようやく足並みがそろったようです。慣れないオンライン授業で大変なスタートを切った新大学生の方も多いのではないでしょうか。コースをオンラインで履修するだけでも大変なのですが、大学生活が始まってすぐに、今まで取り組んだことのない課題や研究レポートの提出を求められて困っている大学生の方を何人か見かけました。また、日本の教育制度では過去にはレポートを提出させる大学は比較的少なかったのですが、社会人になってから、仕事でまとまった量の企画書をや報告書を書く必要に迫られ、四苦八苦されているお話もお聞きします。
これまで私たちは主に研究者、留学予定者並びに英語エッセイ・小論文科目での受験生に対して英語及び日本語のアカデミックライティングの指導をしてきたのですが、最近需要が増えているにもかかわらず、きちんと論文やレポート執筆の方法を学ぶ機会がなかったという学生や社会人を対象に「基礎から始めるレポート・論文の教室」という講座を運営しています。
この講座は基本的には大学生以上を想定しているのですが、内容としては中学生・高校生でも参加可能です。ただ、具体的な課題やテーマがないと、なかなか取り組みへの意欲が湧かないのも事実です。そこで「賞金!」も期待できる懸賞論文に応募するという方法があります。締め切りもあるため、決められた期間内に終える、という論文のお約束にも対応しています。そこで、一般の人が応募できるエッセイ・論文コンテストを紹介します。
登竜門-論文・コピー
公募論文に挑戦!社会人でも論文に挑戦して高額賞金をもらおう
論文の教室
コースの内容は以下のとおりです。第一部では論文執筆の基礎(始め方)を学び、第二部では受講者の方が実際に与えられた課題をもとに「実践編」として受講者で一緒に考えるという構成になっています。
【内容】
第一部:基礎編
研究の意義・役割
論文とは何か?
論文の3本の柱
論文の種類
学術論文における課題の発見の手法
テーマ(主題)の決め方・取り組み方
文献調査の手法
論文のスコープを決める(仮タイトルをつける)
論文の構成
引用・参照文献の書き方
第二部:実践編
アイデアを出すための作業
アウトラインの作り方
小論文のアウトライン
書籍(学術書)のアウトラインの発展のさせ方
段落の構成
アウトラインを発展させる
議論(argument/discussion)をどう発展させるか
検証の方法
エビデンスの集め方
序文の構成
研究の進め方(海外での大学院の事例から)
ワークショップ+発表
【詳細】
オンラインで開催します。オンライン講義はGoogle Meetを利用予定です。お申込み後にGmailでカレンダー形式の招待状を送付しますので、その中の「Google Meetの会議に参加する」をクリックするだけでを講義を受けることが出来ます。
会場:オンライン
参加対象者:高校生・大学生及び社会人
定員:10名(会場は5名まで)
費用:7,500~16.000円 (教材、消費税込み)第一部と第二部を別々に受講できます。
サロン会員割引価格7,500円~15,000円
通常価格 8,000~16,000円
【キャンセル・欠席の扱い】
欠席された場合は次回あるいは別セミナーに振り替えとします。希望者には後日それを基に書いていただいた論文の添削と個人指導をいたします。集団指導コースも今後のニーズを見ながら、随時開催予定です。オンラインの開催も計画しています。遠方の方にはSkypeやGoogle Meetを利用した講義と添削サービスを提供いたします。
【講師】
Dr. Kuniko Shibata
Global Agenda (グローバル・アジェンダ) 代表
【講師の略歴】
The London School of Economics and Political Science (LSE) 博士課程卒業, PhD in Regional Planning. 日本の大学を卒業後、営業職から米国への語学留学、大手外資系企業の役員秘書職を経て、英国の大学院で公共政策(地域都市政策)の博士号を首席(Distinction)で取得。米国のロータリー財団と南オーストラリア州政府からフェローシップを得て、カナダのThe University of British Columbia、豪州のThe University of Adelaideの都市政策研究科に客員研究員として留学。主に国際学術雑誌及び欧米の出版社から研究成果を発表。論文は国際学会での受賞等、海外で高い評価を得ている。過去25年間、国内外で政府、シンクタンク、大学、企業等の依頼を受け、公共セクターのリサーチャー並びにコンサルタントとして政策研究及び市場調査に従事する。都市計画、地域振興、観光/文化、環境/エネルギー、医療/介護福祉、コンプライアンスなど幅広い分野をカバー、白書や政府委員会レポート等の執筆、外国政府・企業関係者との交渉を引き受けてきた。現在は、関西を拠点に政策調査、日本企業の海外展開支援及び調査コンサルティング事業、海外企業の日本市場におけるマーケティング及び販路開拓支援、グローバル人材教育事業を手掛けている。
オンライン・サロン& noteゴールド会員について
現在、オンライン・サロン「WritingCafe」及び「朝英語の会@京阪神~The Japan Times 紙記事について議論する~」、noteサークル「英語で学ぶ大人の社会科」、有料ニュースレターの会員を募集しています。サロン会員とゴールド会員は全てのワークショップに割引価格で参加できます。
【オンラインサロン】
【note】メンバーシップ
以下は2017年から運営していた「朝英語の会@京阪神-The Japan Times紙記事について議論する」(The Japan Times紙はこのコラムを2020年に終了)から現在までのワークショップの詳細やそこから得た知見をまとめた記事を掲載したブログ頁です。
【Global Agenda】
実はこれまでのこの講座の受講者の多くは社会人なのですが、今まで学習したことが無い内容だった、とのご意見でした。基礎編の内容は海外で教わった論文の準備や文献調査の手法を中心にグローバル・アジェンダがこれまでの執筆の経験をもとに再構成したものです。第二部の実践編も他の受講者からのアイディアが参考になったと好評でした。
今後も大学でパンデミックの時期と同じく、レポート課題が数多く提出されると思います。仕事でもライティング能力が求められる今、基礎的な論文・レポート執筆のスキルを身に着けてみませんか?
論文と研究の関係性
論文(あるいは仕事のレポート)というのは「研究の成果」を文書として発表することです。研究そのものが既に終了しており、書くべき内容が定まっていれば、論文に仕上げることは、実はそれほど難しくありません。このワークショップを「論文の教室」と呼んでいますが、最も困難なことは「どのように『研究』を設計するか」です。大学、特に学部は、そのための訓練の場所といえるでしょう。
問題は、日本では学部横断的な「研究の進め方」「論文の書き方」という講座がまだ一般的ではないことです。また、小学校から小論文の訓練を始める欧米諸国と違って、日本では「論理的に読者を説得する」文章を書く、という授業が設定されていません。研究に関しても、大学3年生になって研究室(ゼミ)で、本格的な研究に取り組むことになるわけですが、その場合は、指導教官から、初めて「研究の方法」を学ぶ、という形式をとることが、日本では一般的です。このやり方は、いわゆるon the job training (職場での実地訓練)のような形になるため、特定の分野の、その教員が習得した研究の手法に偏りがちになるという難点があります。
しかし、実際のところ、似たような研究テーマでも、実は分野ごとに、様々なアプローチがあり、また前提や世界観が違うと、研究者同士でも全く話がつうじないことも多々あります。しかも、今の時代、専門化が進むと同時に、学際的な研究も盛んで、特に社会科学の分野ではこれが顕著です。
研究テーマだけでなく、事前に学問分野も決めておくようにという、大学教員のアドバイスを見かけました。一方、日本人の大学(院)進学予定者にとって悩ましいのは、入学前(あるいは研究を始める前)に研究分野をマクロで観察して、自分にとってベストな選択を判断する力を身に着けるのが、かなり困難なことです。私自身も進学前はそうでしたし、このワークショップに来る参加者もそういう悩みを持っている人が多い、と思いました。
私も学位を取った後で、別の学部のほうが、自分の研究にはフィットしていたと、気づいたくらいです。ただ、見極めが難しいのは、学際的な研究だと、研究科のトップや主要な教員が入れ替わると、(海外の場合、特に)研究科のカラーもガラッと変わるケースがあることです。
そのため、このワークショップでは、「論文の書き方(how to write up a research paper)」 よりも「何をどう研究していくのか(what to investigate in research)」を一緒に考えながら進めていきたいと思っています。論文の教室ー実践編の中で、「研究テーマの設定」を、すべてカバーすることはできないのですが、現在このユニットを追加でワークショップにする予定ですので、ご期待ください。
「論文・レポートの書き方」参考記事
また「論文の書き方」に関しては以下の記事も参考になると思います。
アカデミック・ライティング: なぜ訓練が重要なのか
【論文の教室】盗用・剽窃に関する注意
「論文の自己評価について」
大学の役割:研究機関 vs 教育機関
「論文の書き方」から研究を考える
[ワークショップ]社会課題から研究をデザインする
さらににライティングのスキルをアップされたい方は以下のサイトも参考にしてください。
[WritingCafe] 英語論文アカデミック・ライティング・グループ
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