「英語で学ぶ大人の社会科」の2020年11月の2番目のトピックは「Why Nature needs to cover politics now more than ever(なぜNature誌がいま政治について論ずる必要があるのか)」というタイトルのNatureの記事を利用します。この度、ワークショップで使う英文記事の解説・Q&Aのセミナーを日本語で別途設けることにしました。
第15回 「科学と政治:学問の自由」
11月の2番目のトピックは下記の「科学と政治」に関するNatureの記事を題材に英語で議論します。
この記事は最も権威のある科学の学術雑誌の一つであるNature誌が2020年10月6日に発表したeditorialです。Natureの編集者は
「科学と政治は不可分である。そして、Nature誌はこれから、より多くの政治に関するニュース、コメント、それに関する研究について発表していく予定である」
と見出しを付けています。現在、世界で進行しつつある、政権による科学の支配、学問の自由への侵害に警鐘を鳴らしています。
Why Nature needs to cover politics now more than ever
Science and politics are inseparable — and Nature will be publishing more politics news, comment and primary research in the coming weeks and months.
EDITORIAL 06 OCTOBER 2020
https://www.nature.com/articles/d41586-020-02797-1
この記事が出される背景には複数の国でCovid-19によるパンデミックの中、政権と科学の関係性に亀裂が生じたように思える動きがみられたことがあります。またそれより以前から、地球温暖化による気候変動の激化に対しても、否定論、陰謀論が跋扈し、なかなか各国が協力して有効な対策を打てていない状況にもその一因があります。そこに菅政権による日本学術会議の会員の任命拒否の問題が報道され、世界の科学者コミュニティは「政治と科学」の関係性に対する危機感を強めています。
And just last week, in Japan, incoming Prime Minister Yoshihide Suga rejected the nomination of six academics, who have previously been critical of government science policy, to the Science Council of Japan. This is an independent organization meant to represent the voice of Japanese scientists. It is the first time that this has happened since prime ministers started approving nominations in 2004.
これまで先進国の国民が当たり前の権利として認識していた「学問の自由」「言論の自由」を改めて不可侵の権利として守らなければならない時代になったようです。今回の日本の事件をきっかけに「学問の自由」について一緒に考えてみませんか? 「英語で学ぶ大人の社会科」は英語の原文を読み、英語で議論するワークショップです。11月のテーマ「学問の自由」は、ただいま大勢の方々が注目しているテーマです。特に多くの日本人は海外の研究者やメディアが今回の日本学術会議の会員任命に関する政治介入をどのように見ているのかを知りたいと思っています。しかし、テーマには関心があるが、英語の原文を読んで理解し、英語で議論する自信がないという方が多数おられるのも事実です。そこで、今月は初めて、Nature編集部が出した英語記事の意訳と解説をし、質問を日本語で受け付けることにしました。 利用予定のオンライン会議Google Meetにはチャット機能がついていますので、セミナーの途中で質問をチャットで送ってくだされば、疑問にお答えします。また記事の解説の後、予定の時間が許す範囲内で、参加者同士てテーマについて日本語で議論したいと思います。
【英語で学ぶ大人の社会科】Nature誌記事日本語解説第2回「科学と政治:学問の自由」@オンライン開催 11/18(水)20:00~
また当日、11月23日&25日の英語の議論のワークショップで利用する設問も公開予定ですので、記事の内容を理解して後日、ワークショップに参加してみたいと思う方が出てくれば、たいへんうれしく思います。 「学問の自由:科学と政治」【英語で学ぶ大人の社会科】K's Bar第15回@オンライン :11/23(祝・月)&11/25(水)20時~ https://note.com/globalagenda/n/n19aacc1af486 【チケット】
参加費は500~1,500円です。サロン・ゴールド会員の割引他、回数券もご用意しています。6カ月の新規サロン会員権の購入(更新も含む)の方の初回参加費は無料です。 申し込み後(開催日前日)、メールにてビデオ・リンクもしくは招待状を送ります。オンラインでは、通信上の問題が発生する場合がありますが、不具合の場合、次回無料で参加できます。キャンセルの場合も次回への振り替えになります。 申し込みはYahooチケットの他、銀行振り込み/事務所にて支払いでも可能です。初回のみ申込用紙を以下のサイトからダウンロードして振り込みをお願いします。一度設定すると後は申込書無しで銀行振込+電子メールで参加日の連絡を頂くだけで申し込みが可能になります。 https://www.global-agenda-21c.com/writing-an-english-essay 【場所】 オンライン
オンライン(インターネット接続+マイク付きイヤホン+PCもしくはタブレットorスマホを準備願います)。Gmailをご用意ください。 ワークショップは気軽に使えるGoogle Meetを使って英語での議論に取り組みたいと思います。グローバルな政治や経済に関するテーマですが、大変興味深い内容ですので、ドリンク片手に気軽にご参加ください。参加費は初回は特別価格です! 1)メインでは以下の二つのオンライン会議システムを使います。 Google Meet(Gmailとリンクしています) https://support.google.com/meet/answer/9302870?co=GENIE.Platform%3DDesktop&hl=ja 2)サブ・システムとして以下のシステムもできればご用意ください。 Skype https://www.skype.com/en/ 【ビデオ会議システム】Google Meet ビデオ会議の利用にはGMailアカウント及びマイク付きイヤホン(携帯電話購入時に付属品として付いています)、PC又はタブレット・スマートフォンなどが必要になります。使い方はGoogle Hangoutと同じですが、PC以外だとアプリのダウンロードが必要な場合がありますので、事前に動作の確認をお願いします。またGoogleカレンダーもダウンロードしておくと便利です。 申込を受けるとGoogleカレンダーに招待状を送りますので、そちらにアクセスして、予定上のGoogle Meet に参加するをクリックし、マイク・カメラを設定しておいてください。使い方は以下のサイトを参照してください。 ビデオ会議ツール「Google Meet」の利用方法 https://www.lifehacker.jp/2020/05/212607you-can-now-use-google-meet-to-host-free-video-conferen.html オンライン・サロン& noteゴールド会員について 現在、オンライン・サロン「朝英語の会@京阪神~The Japan Times 紙記事について議論する~」とnoteサークル「英語で学ぶ大人の社会科」の会員を募集しています。サロン会員とゴールド会員は全てのワークショップに割引価格で参加できます。 【オンラインサロン朝英語の会@京阪神】 「朝英語の会@京阪神~The Japan Times紙記事について議論する」を始めました。京都・大阪・神戸で開催される「朝英語の会@京阪神」共通のサロンです。詳細に関しては以下のリンクを参照してください。 【HP】https://globalagenda.wixsite.com/morningenglish 【英語で学ぶ大人の社会科】 noteのサークルを始めました。もっと社会問題について学びたい、英語のスキルを進化させたいという方のための一石二鳥、欲張りなサークルの立ち上げを目指しています。ワークショップだけでなく「大人のための社会見学」も計画中!メンバー募集中です。
【英語で学ぶ大人の社会科】サークル https://note.com/globalagenda/circle
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