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執筆者の写真Dr. K. Shibata

「英語で学ぶ大人の社会科]「論文の教室」& The Japan Times紙記事について議論する「朝英語の会@京阪神」2020年11月の予定&テーマ

更新日:2021年1月4日



グローバルな場で必要な英語力て何?「世界の課題」「日本の今」を英語で理解し、議論する知性派のための英語ワークショップ!「朝英語の会@京阪神~The Japan Times 紙記事について議論する~」、世界の知性が語る現代社会「英語で学ぶ大人の社会科」及び「論文の教室【発展編】:大学生・社会人のための論文・レポート執筆講座」。2020年11月の予定及びその他のイベントについてのお知らせです。


論文・レポートの教室【発展編】~「読者を理解する」「課題を定義する」「研究設問の設定」11月15・23・29日@大阪梅田&オンライン開催


大学生、社会人に必要な論文・レポートの作成・執筆のスキルを最短で学習!


今年の7月から始まった「論文の教室:大学生・社会人のための論文・レポート執筆講座」。当初の予想以上に参加者の皆様から好評でした。「大変実践的な内容だった」「論文・レポートを書く自信がついた」との感想をいただいたと同時に、改めて論文・レポートを始める時に、多くの日本人が躓きやすい「課題設定」の難しさに気付かされた方も多かったようです。


そこで、今回企画した論文の教室【発展編】は論文・レポート作成のコアの部分である研究の「読者は誰か」「課題の発見」「研究設問の設定」の方法について論じていきます。また、ここでは論文・レポート作成の方法について言及していますが、ここで挙げる「読者」を「消費者」と読み換えることもでき、いわゆる企業の研究開発やマーケティングにも応用できるスキルです。


ビジネスでは「人々の困りごと」の解決が新しいイノベーションにつながる、ということがよく言われます。しかし、実際は「困りごと=問題」の「どの側面に目を向けるか」で解決の方法は大きく変わってきます。さらに大きなチャレンジは実は人々が「何が問題なのか」気が付いていないことが多々あることです。研究でもその課題発見のプロセスは同じで、適切であり、かつインパクトの大きい「課題設定」をすることが「研究の成功」につながります。


しかし、日本の大学でこの分野に関して徹底的な指導を受けることは稀です。実は欧米でもこの分野に関して時間を割いてくれる教育機関はそれほど多くありません。何故なら、この能力を身に着けるには、Critical Thinking(批判的思考力)のスキルの構築が必要で、それには長年の研鑽が必要だからです。


自分のケースを振り返ってみても、いわゆるリサーチ・メソッドは習っても、このResearch Problem(研究課題)やResearch Questions (研究設問)の設定という部分はしっかりとは教わりませんでした。博士課程の終わりの方になって、新しく出来た「Writing for Research」という科目を受講したのですが、ここで言われたのが、「課題や研究設問の出来が論文の成功の50%以上を決める」という事実です。「もっと早く知りたかった!」のというのが正直な感想ですが、この法則に従えば、Research Proposal(研究提案書)を提出する時に既に勝負はついているということになります。


博士号を取得し、いくつか海外で論文や書籍の出版を経験した今言えることは、Critical Thinkingのスキルはすぐに身につかないとしても、研究課題や研究設問の設定には、経験を積んだ研究者からの手厚い支援が必要だということです。特にCritical Thinkingの考え方を大学時代にしっかり学ぶことのなかった日本を含むアジア出身の学生は英語圏の大学・研究機関でこの部分について、相当に苦戦していました。


そこで、この講座では研究のスタートの部分で必要な「著者と読者の関係」「課題の発見」「研究設問を発展させる」に関する講義と解説・演習を行いたいと思います。


【講義内容】


Part 1「読者を理解する」(50分)

Part 2「研究課題を定義する」(70分)

Part 3「研究設問を発展させる」(75分)

Part 4「質疑応答」(45分)

Part 5 「ワークショップ」(120分)


【講義時間割】


論文の教室: 大学生・社会人のための論文・レポートの書き方【発展編】


Lesson 1 「読者を理解する・研究課題を定義する」講義(120分)

Lesson 2 「Research Questions(研究設問)を発展させる」講義+質疑応答(120分)

Lesson 3 「ワークショップ」参加者同士で研究課題について発表・議論 (120分)

 

【セミナー日程】


Lesson 1 「読者を理解する・研究課題を定義する」(120分)


【オンライン配信のみ】   2020年11月15日(日) 10:00~12:00

【オンライン&大阪梅田】  2020年11月23日(祝) 10:00~12:00


Lesson 2 「Research Questions(研究設問)を発展させる」講義+質疑応答(120分)


【オンライン配信のみ】   2020年11月15日(日) 13:30~15:30

【オンライン&大阪梅田】  2020年11月23日(祝) 13:30~15:30


Lesson 3 「ワークショップ」参加者同士で研究課題について発表・議論 (120分)


【オンライン&大阪梅田】  2020年11月29日(日) 13:30~15:30 (120分)



【申し込みサイト】


2020年11月15日@オンライン


2020年11月23日@大阪梅田


2020年11月23日@オンライン


2020年11月29日(日)

現在準備中




「英語で学ぶ大人の社会科」


2020年4月末より「朝英語の会@京阪神~The Japan Times紙記事について議論する~」よりもさらに上級編の「英語で学ぶ大人の社会科」のオンライン開催を始めました。以下は今月のテーマです。


2020年11月は「科学技術立国」と「学問の自由」について議論。英語上級者にお薦めの知的イベント!


今月は「民主主義」「科学技術」と「学問の自由」をテーマに二つの記事を取り上げます。


【日本語解説】英Nature記事 “Japan after Abe: research needs a fresh start”【英語で学ぶ大人の社会科】11/6(金)20時@オンライン


「英語で学ぶ大人の社会科」の2020年11月の最初のトピックは「Japan after Abe: research needs a fresh start (安倍政権後の日本:日本の研究には再出発が必要だ)」というタイトルのNatureの記事を利用します。この度、初めてワークショップで使う英文記事の解説・Q&Aのセミナーを日本語で別途設けることにしました。


【英語で学ぶ大人の社会科: 解説】“Japan after Abe: research needs a fresh start"


2020年11月は「科学技術立国」と「学問の自由」について議論。Nature記事の解説を日本語で提供します!参加費は特別価格の500円です!


2020/11/6(金) 20:00~ 21:30


第14回 「安倍政権の遺産:日本の研究の未来には何が必要か」


この記事は世界的に有名な英国の学術雑誌Nature誌が2020年9月8日発表したeditorialです。Natureの編集者は8年近くに及んだ安倍政権のもと、政権の「イノベーションによる経済成長」という政策方針とは裏腹に、日本の研究環境が進歩ではなく、むしろ後退していることに対する危機感を表明しています。


Japan after Abe: research needs a fresh start


"Departing Prime Minister Shinzō Abe’s successor needs to embrace diversity, diplomacy and better regulation in science."



「英語で学ぶ大人の社会科」は英語の原文を読み、英語で議論するワークショップです。11月のテーマ「学問の自由」は、ただいま大勢の方々が注目しているテーマです。特に多くの日本人は海外の研究者やメディアが今回の日本学術会議の会員任命に関する政治介入をどのように見ているのかを知りたいと思っています。しかし、テーマには関心があるが、英語の原文を読んで理解し、英語で議論する自信がない、という方が多数おられるのも事実です。そこで、今回初めて、Nature編集部が出した英語記事の意訳と解説をし、質問を日本語で受け付けることにしました。


利用予定のオンライン会議Google Meetにはチャット機能がついていますので、セミナーの途中で質問をチャットで送ってくだされば、疑問にお答えします。また記事の解説の後、予定の時間が許す範囲内で、参加者同士てテーマについて日本語で議論したいと思います。


また当日、11月8日&11日の英語の議論のワークショップで利用する設問も公開予定ですので、記事の内容を理解して後日、ワークショップに参加してみたいと思う方が出てくれば、たいへんうれしく思います。


「科学技術立国と日本の未来」【英語で学ぶ大人の社会科】K's Bar第14回@オンライン  11/8(日)&11/11(水)20時~


【場所】 オンライン


オンライン(インターネット接続+マイク付きイヤホン+PCもしくはタブレットorスマホを準備願います)。Gmailをご用意ください。ワークショップは気軽に使えるGoogle Meetを使って英語での議論に取り組みたいと思います。グローバルな政治や経済に関するテーマですが、大変興味深い内容ですので、ドリンク片手に気軽にご参加ください。参加費は初回は特別価格です!



1)メインでは以下のオンライン会議システムを使います。


Google Meet(Gmailとリンクしています)


2)サブ・システムとして以下のシステムもできればご用意ください。


Skype


【ビデオ会議システム】Google Meet


ビデオ会議の利用にはGMailアカウント及びマイク付きイヤホン(携帯電話購入時に付属品として付いています)、PC又はタブレット・スマートフォンなどが必要になります。使い方はGoogle Hangoutと同じですが、PC以外だとアプリのダウンロードが必要な場合がありますので、事前に動作の確認をお願いします。またGoogleカレンダーもダウンロードしておくと便利です。


申込を受けるとGoogleカレンダーに招待状を送りますので、そちらにアクセスして、予定上のGoogle Meet に参加するをクリックし、マイク・カメラを設定しておいてください。使い方は以下のサイトを参照してください。


ビデオ会議ツール「Google Meet」の利用方法


「科学技術立国と日本の未来」【英語で学ぶ大人の社会科】K's Bar第14回@オンライン  11/8(日)&11/11(水)20時~


第14回 「安倍政権の遺産:日本の研究の未来には何が必要か」


11月の最初のトピックは「Japan after Abe: research needs a fresh start (安倍政権後の日本:日本の研究には再出発が必要だ)」というタイトルのNatureの記事を題材に英語で議論します。


この記事は世界的に有名な英国の学術雑誌Nature誌が2020年9月8日発表したeditorialです。Natureの編集者は8年近くに及んだ安倍政権のもと、政権の「イノベーションによる経済成長」という政策方針とは裏腹に、日本の研究環境が進歩ではなく、むしろ後退していることに対する危機感を表明しています。


Japan after Abe: research needs a fresh start


"Departing Prime Minister Shinzō Abe’s successor needs to embrace diversity, diplomacy and better regulation in science."



しかし、この提言の後、「日本学術会議」の一部会員の任命を拒否し、まさにこれと真逆の政策をを実行したのが現在の菅政権です。これを受けてNature誌は「学問の自由」と政治に関して「Science and politics are inseparable」という新しい記事を10月6日に発表するという事態になりました。 これは日本だけでなく、多くの国で「学問の自由」が脅かされているのではないかという危機感から出た記事でもあります。


この問題の反響が世界的に大きいことから11月の「英語で学ぶ大人の社会科」は「学問の自由」について、上記の二つの記事について英語で議論していきたいと思います。


【チケット】


日時:11月8日(日)& 11月11日(水)20:00~21:30 オンライン開催


設問は参加申し込み者にのみ送付します。過去のワークショップと同様の設問を設定しますので、以下のマガジンの記事を参考にしてください。


【英語で学ぶ大人の社会科】世界の知性が語る現代社会


ワークショップの日程と申し込み頁は下記のとおりです。


【英語で学ぶ大人の社会科】 第14-1回 11月8日(日)20:00~21:30


【英語で学ぶ大人の社会科】 第14-2回 11月11日(水)20:00~21:30


定員: 10名


【チケット】


参加費は500~2,350円です。サロン・ゴールド会員の割引他、回数券もご用意しています。6カ月の新規サロン会員権の購入(更新も含む)の方の初回参加費は無料です。


申し込み後(開催日前日)、メールにてビデオ・リンクもしくは招待状を送ります。オンラインでは、通信上の問題が発生する場合がありますが、不具合の場合、次回無料で参加できます。キャンセルの場合も次回への振り替えになります。


申し込みはYahooチケットの他、銀行振り込み/事務所にて支払いでも可能です。初回のみ申込用紙を以下のサイトからダウンロードして振り込みをお願いします。一度設定すると後は申込書無しで銀行振込+電子メールで参加日の連絡を頂くだけで申し込みが可能になります。



【場所】 オンライン


オンライン(インターネット接続+マイク付きイヤホン+PCもしくはタブレットorスマホを準備願います)。Gmailをご用意ください。


ワークショップは気軽に使えるGoogle Meetを使って英語での議論に取り組みたいと思います。グローバルな政治や経済に関するテーマですが、大変興味深い内容ですので、ドリンク片手に気軽にご参加ください。参加費は初回は特別価格です!



1)メインでは以下の二つのオンライン会議システムを使います。


Google Meet(Gmailとリンクしています)



2)サブ・システムとして以下のシステムもできればご用意ください。


Skype


【ビデオ会議システム】Google Meet


ビデオ会議の利用にはGMailアカウント及びマイク付きイヤホン(携帯電話購入時に付属品として付いています)、PC又はタブレット・スマートフォンなどが必要になります。使い方はGoogle Hangoutと同じですが、PC以外だとアプリのダウンロードが必要な場合がありますので、事前に動作の確認をお願いします。またGoogleカレンダーもダウンロードしておくと便利です。


申込を受けるとGoogleカレンダーに招待状を送りますので、そちらにアクセスして、予定上のGoogle Meet に参加するをクリックし、マイク・カメラを設定しておいてください。使い方は以下のサイトを参照してください。


ビデオ会議ツール「Google Meet」の利用方法


オンライン・サロン& noteゴールド会員について


現在、オンライン・サロン「朝英語の会@京阪神~The Japan Times 紙記事について議論する~」とnoteサークル「英語で学ぶ大人の社会科」の会員を募集しています。サロン会員とゴールド会員は全てのワークショップに割引価格で参加できます。


【オンラインサロン朝英語の会@京阪神】

「朝英語の会@京阪神~The Japan Times紙記事について議論する」を始めました。京都・大阪・神戸で開催される「朝英語の会@京阪神」共通のサロンです。詳細に関しては以下のリンクを参照してください。


【英語で学ぶ大人の社会科】

noteのサークルを始めました。もっと社会問題について学びたい、英語のスキルを進化させたいという方のための一石二鳥、欲張りなサークルの立ち上げを目指しています。ワークショップだけでなく「大人のための社会見学」も計画中!メンバー募集中です。


【英語で学ぶ大人の社会科】サークル


【英語で学ぶ大人の社会科】Nature誌記事日本語解説第2回「科学と政治:学問の自由」@オンライン開催 11/18(水)20:00~


「英語で学ぶ大人の社会科」の2020年11月の2番目のトピックは「Why Nature needs to cover politics now more than ever(なぜNature誌がいま政治について論ずる必要があるのか)」というタイトルのNatureの記事を利用します。この度、ワークショップで使う英文記事の解説・Q&Aのセミナーを日本語で別途設けることにしました。 第15回 「科学と政治:学問の自由」 11月の2番目のトピックは下記の「科学と政治」に関するNatureの記事を題材に英語で議論します。 この記事は最も権威のある科学の学術雑誌の一つであるNature誌が2020年10月6日に発表したeditorialです。Natureの編集者は

「科学と政治は不可分である。そして、Nature誌はこれから、より多くの政治に関するニュース、コメント、それに関する研究について発表していく予定である」

と見出しを付けています。現在、世界で進行しつつある、政権による科学の支配、学問の自由への侵害に警鐘を鳴らしています。 Why Nature needs to cover politics now more than ever Science and politics are inseparable — and Nature will be publishing more politics news, comment and primary research in the coming weeks and months. EDITORIAL 06 OCTOBER 2020 https://www.nature.com/articles/d41586-020-02797-1 この記事が出される背景には複数の国でCovid-19によるパンデミックの中、政権と科学の関係性に亀裂が生じたように思える動きがみられたことがあります。またそれより以前から、地球温暖化による気候変動の激化に対しても、否定論、陰謀論が跋扈し、なかなか各国が協力して有効な対策を打てていない状況にもその一因があります。そこに菅政権による日本学術会議の会員の任命拒否の問題が報道され、世界の科学者コミュニティは「政治と科学」の関係性に対する危機感を強めています。

And just last week, in Japan, incoming Prime Minister Yoshihide Suga rejected the nomination of six academics, who have previously been critical of government science policy, to the Science Council of Japan. This is an independent organization meant to represent the voice of Japanese scientists. It is the first time that this has happened since prime ministers started approving nominations in 2004.

これまで先進国の国民が当たり前の権利として認識していた「学問の自由」「言論の自由」を改めて不可侵の権利として守らなければならない時代になったようです。今回の日本の事件をきっかけに「学問の自由」について一緒に考えてみませんか? 英語で学ぶ大人の社会科」は英語の原文を読み、英語で議論するワークショップです。11月のテーマ「学問の自由」は、ただいま大勢の方々が注目しているテーマです。特に多くの日本人は海外の研究者やメディアが今回の日本学術会議の会員任命に関する政治介入をどのように見ているのかを知りたいと思っています。しかし、テーマには関心があるが、英語の原文を読んで理解し、英語で議論する自信がないという方が多数おられるのも事実です。そこで、今月は初めて、Nature編集部が出した英語記事の意訳と解説をし、質問を日本語で受け付けることにしました。 利用予定のオンライン会議Google Meetにはチャット機能がついていますので、セミナーの途中で質問をチャットで送ってくだされば、疑問にお答えします。また記事の解説の後、予定の時間が許す範囲内で、参加者同士てテーマについて日本語で議論したいと思います。


【英語で学ぶ大人の社会科】Nature誌記事日本語解説第2回「科学と政治:学問の自由」@オンライン開催 11/18(水)20:00~

また当日、11月23日&25日の英語の議論のワークショップで利用する設問も公開予定ですので、記事の内容を理解して後日、ワークショップに参加してみたいと思う方が出てくれば、たいへんうれしく思います。 「学問の自由:科学と政治」【英語で学ぶ大人の社会科】K's Bar第15回@オンライン :11/23(祝・月)&11/25(水)20時~ https://note.com/globalagenda/n/n19aacc1af486 【チケット】

参加費は500~1,500円です。サロン・ゴールド会員の割引他、回数券もご用意しています。6カ月の新規サロン会員権の購入(更新も含む)の方の初回参加費は無料です。 申し込み後(開催日前日)、メールにてビデオ・リンクもしくは招待状を送ります。オンラインでは、通信上の問題が発生する場合がありますが、不具合の場合、次回無料で参加できます。キャンセルの場合も次回への振り替えになります。 申し込みはYahooチケットの他、銀行振り込み/事務所にて支払いでも可能です。初回のみ申込用紙を以下のサイトからダウンロードして振り込みをお願いします。一度設定すると後は申込書無しで銀行振込+電子メールで参加日の連絡を頂くだけで申し込みが可能になります。 https://www.global-agenda-21c.com/writing-an-english-essay 【場所】 オンライン


「学問の自由:科学と政治」【英語で学ぶ大人の社会科】K's Bar第15回@オンライン :11/23(祝・月)&11/25(水)20時~


第15回 「科学と政治:学問の自由」


11月の2番目のトピックは「Why Nature needs to cover politics now more than ever(なぜNature誌がいま政治について論ずる必要があるのか)」というタイトルのNatureの記事を題材に英語で議論します。


この記事は最も権威のある科学の学術雑誌の一つであるNature誌が2020年10月6日に発表したeditorialです。Natureの編集者は


「科学と政治は不可分である。そして、Nature誌はこれから、より多くの政治に関するニュース、コメント、それに関する研究について発表していく予定である」


と見出しを付けています。現在、世界で進行しつつある、政権による科学の支配、学問の自由への侵害に警鐘を鳴らしています。


Why Nature needs to cover politics now more than ever


Science and politics are inseparable - and Nature will be publishing more politics news, comment and primary research in the coming weeks and months.


EDITORIAL 06 OCTOBER 2020



この記事が出される背景には複数の国でCovid-19によるパンデミックの中、政権と科学の関係性に亀裂が生じたように思える動きがみられたことがあります。またそれより以前から、地球温暖化による気候変動の激化に対しても、否定論、陰謀論が跋扈し、なかなか各国が協力して有効な対策を打てていない状況にもその一因があります。そこに菅政権による日本学術会議の会員の任命拒否の問題が報道され、世界の科学者コミュニティは「政治と科学」の関係性に対する危機感を強めています。


And just last week, in Japan, incoming Prime Minister Yoshihide Suga rejected the nomination of six academics, who have previously been critical of government science policy, to the Science Council of Japan. This is an independent organization meant to represent the voice of Japanese scientists. It is the first time that this has happened since prime ministers started approving nominations in 2004.

これまで先進国の国民が当たり前の権利として認識していた「学問の自由」「言論の自由」を改めて不可侵の権利として守らなければならない時代になったようです。今回の日本の事件をきっかけに「学問の自由」について一緒に考えてみませんか?


【チケット】


日時:11月23日(祝・月)& 11月25日(水)20:00~21:30 オンライン開催


設問は参加申し込み者にのみ送付します。過去のワークショップと同様の設問を設定しますので、以下のマガジンの記事を参考にしてください。


【英語で学ぶ大人の社会科】世界の知性が語る現代社会


ワークショップの日程と申し込み頁は下記のとおりです。


【英語で学ぶ大人の社会科】 第15-1回 11月23日(祝・月)20:00~21:30


【英語で学ぶ大人の社会科】 第15-2回 11月25日(水)20:00~21:30


定員: 10名



朝英語の会@京阪神~The Japan Times 紙記事について議論する


2017年3月より大阪梅田で運営している「朝英語の会梅田@KANDAI MeRISE~The Japan Times紙記事について議論する」を2019年7月下旬から神戸でも開催しています。「朝英語の会神戸@120 WORKPLACE KOBE~The Japan Times紙記事について議論する」は月3~4回ペース、平日夕方、土曜日午前中のより参加しやすい時間帯に開催されます。京都でもワークショップの開催を計画しておりましたが、緊急事態宣言を受けて、しばらくはオンラインで開催しますので、遠方の方もぜひご参加くださいませ。直近の予定は以下のとおりです。


【日時】


第29-1回 2020年10月31日(土) 10:00~11:30

第29-2回 2020年11月5日(木) 20:00~21:30


第30-1回 2020年11月7日(土) 10:00~11:30


第30-2回 2020年11月12日(木) 20:00~21:30


第31-1回 2020年11月14日(土) 10:00~11:30


第31-2回 2020年11月19日(木) 20:00~21:30



【参加費】


500~1,500円、3枚つづりの回数券もあります。回数券購入の場合は最初のチケットを使用した後2回目以降は、参加希望日を電子メールでお知らせください。初回参加者は500円!


朝英語の会@京阪神とは


『朝英語の会』はThe Japan Times が毎週火曜日に朝英語の会のコラムに掲載している「日本の今」を代表するようなニュースを基に作成された記事を使い、最新ニュースに関する英語表現を「知る」「読む」「話す」そして「議論する」約1時間のコミュニティ型の英語学習プログラムです。2017年より、関西で初めてのThe Japan Times『朝英語の会 梅田』が関西大学と株式社関西TSUTAYAが共同で運営する起業支援サロン「スタートアップカフェ大阪(関西大学梅田キャンパス内STARTUP CAFÉ 大阪KANDAI MeRISE)」で始まりました。


月数回、モーニングコーヒーを片手に朝の就業時間前及び週末の朝に、様々なビジネスに関わる仲間と集い、The Japan Times / The New York Times の記事を読みながら、タイムリーなトピックの英語表現と欧米式の議論の方法を学ぶ新しいタイプの英語学習プログラムです。朝の学習の後には、リラックスした雰囲気の中で、参加者同士の異業種交流と情報交換を予定しています。


運営はファシリテーターと呼ばれる英語上級者の朝活メンバーが中心となり進行し、紙面を活用して「ウォームアップ」「語彙を知る」「記事を読む」「記事の内容について会話する」の4つのアクションを行います。


英語でコミュニケーションが弾まないと感じるのは、実は英語で話せる共通の関心事項が無いことが大半です。特に現代のイノベーションは世界共通の社会課題の解決を様々な企業・団体・大学・政府関係者が国境の壁を越えて協力して行うオープン・イノベーションによる手法が主流となっています。日本の政府関係者・企業人・研究者がこのグローバル・コミュニティで存在感を発揮できないのは、世界の社会課題に関する知識が欠けていたり、知っていても英語でどう表現するか分からないのが原因であると我々は考えています。


『朝英語の会@京阪神』はそのような多くの日本人が持つ弱点を補強し、日本の技術・知恵を世界に発信し、ともに成長できるようなコミュニティ作りを目標としています。運営は海外でのビジネス展開を支援するグローバル・アジェンダのDr. Kuniko Shibataが担当します。


朝英語の会@京阪神 10/31(土)&  11/5(木)のコンテンツ


10/31(土)10:00~、11/5(木)20:00~の「朝英語の会京阪神@オンライン~The Japan Times紙記事について議論する」は「日米地位協定による在日米軍関係経費の負担に関する契約の更新・改定」について英語で議論します。


Let's discuss national and international security


新聞では「思いやり予算」と呼ばれることの多い「在日米軍駐留経費の日本側負担」の改定交渉が進められています。11月の米大統領選挙で政権が共和党になるか民主党になるかで日米協定に対する方針が違うことが予想されることから、通常は5年の特別協定の期間を、現在は1年だけに留め、来年再交渉を試みるとの政府の方針のようです。


思いやり予算、1年延長後に新協定 政府が米に提案へ(産経新聞)


産経新聞は次のように報じています。


政府は在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)を定める特別協定の改定交渉で、米政府に思いやり予算の枠組みの変革を提案する検討に入った。米大統領選の影響などで時間に余裕がないため、来年度の1年間は現行の特別協定を暫定延長することで年内に妥結。


これには昨年、トランプ大統領が在日米軍駐留経費の日本側負担の大幅増を求めたことと大きな関係があります。


思いやり予算、4.5倍に 米政権、80億ドル要求―日本側の反発必至


日米安保条約に関しては、その詳細を細部まで熟知している参加者は少なそうなので、以下外務省のサイトから情報を抜粋しました。日米地位協定24条では、日本側の米軍駐留経費負担を定めています。また朝日新聞の学生向けの情報サイトの記事も併せて紹介します。


今さら聞けない「日米安保条約」…これだけ押さえよう【時事まとめ】


日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約


日米安全保障条約(主要規定の解説)


Japan-U.S. Security Arrangements


在日米軍駐留経費負担に係る特別協定


近隣の中国や北朝鮮の脅威が囁かれる毎日ですが、今後我が国の防衛はどうあるべきでしょうか。以下、当日の主要な設問です。


Warm up

One minute chat about the United States.


Game

Collect words related to security, e.g., safe, attack, police, etc.


Let’s discuss the article


1) What do you know about the security deal between Japan and the United States?


2) What are the benefits to the security deal?


3) What is needed to keep Japan safe?


この記事を使うワークショップの日程は以下のとおりです。


【オンライン開催】朝英語の会@京阪神~The Japan Times 紙記事について議論する~第29回


第29-1回 2020年10月31日(土) 10:00~11:30

第29-2回 2020年11月5日(木) 20:00~21:30


新参加者は参加費500円ですので、皆様の参加をお待ちしています。


朝英語の会@京阪神 11/7(土)& 11/12(木)のコンテンツ


11/7(土)10:00~、11/12(木)20:00~の「朝英語の会京阪神@オンライン~The Japan Times紙記事について議論する」は「印鑑、文書のデジタル管理、労働生産性、菅政権」について英語で議論します。


Let's discuss hanko


コロナ禍はこれまで我々が想像もしていなかったような大きな社会変革をもたらしました。その多くは経済的打撃であり、健康リスクであり、教育を受ける権利や移動の自由を奪うものであります。一方、パンデミックがもたらした変化の中には、これまで改革が叫ばれていたものの、一向に進歩が見られなかった見直すべき慣行の改革も含まれています。


それは東京一極集中であったり、在宅勤務も認める柔軟な働き方であったり、デジタル改革であったりします。なかでも日本の職場の生産性の向上の足を引っ張ってきたと思われる印鑑文化も新しい菅政権の行政改革の俎上に載せられています。


日本文化の一部であるとみなされてきた文書への押印から文書のデジタル管理へ。新たに始まった日本のビジネス文化の変革について、あなたはどう考えますか。当日の主な議論は以下のとおりです。


Warm up

One minute chat about signatures.


Game

Collect words related to the prime minister, e.g., politics, government, policy, etc.


Let’s discuss the article

1) How often do you use your own personal hanko?

2) What do you think about the culture of hanko?

3) What other kinds of changes do you expect from Suga?


この記事を使うワークショップの日程及び申し込みは下記リンクからお願いします。


【オンライン開催】朝英語の会@京阪神~The Japan Times 紙記事について議論する~第30回


第30-1回 2020年11月7日(土) 10:00~11:30


第30-2回 2020年11月12日(木) 20:00~21:30



朝英語の会@京阪神 11/14(土)& 11/19(木)のコンテンツ


11/14(土)10:00~、11/19(木)20:00~の「朝英語の会京阪神@オンライン~The Japan Times紙記事について議論する」は「海外からの帰国者の自主隔離政策の規制緩和」「経済復興に向けた新型コロナウイルス対策」について英語で議論します。


Let's discuss the new quarantine policy


一時は沈静化の兆しも見えたコロナ・パンデミックですが、冬に向けて再び世界各国で感染者が増えています。今のところ、感染の封じ込めに成功した国はごくわずかです。感染者が以前よりもはるかに増えている米国や欧州諸国ほどではないですが、日本でもじわじわと感染者が増えています。


しかしながら、来年の東京五輪に向けて、できるだけ早く経済を立て直したい日本政府は「Go To」キャンペーンに力を注ぐ他、移動や渡航制限の緩和に踏み出しました。特に現在大幅な規制がかけられている海外からの入国者に関して、現在設けている14日間の自主隔離の方針を、海外出張から帰国した日本人と日本での在留資格を持つ外国人に限り緩和する方針だそうです。


海外出張後の2週間待機免除 コロナ対策の制限緩和へ―政府 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020100701310&g=soc


以下記事の中に出てきた危険度レベルの説明が分かりにくかったので外務省のHPからの抜粋を紹介します。


外務省海外安全ホームページ

各国に対する感染症危険情報の発出(レベルの引き下げ、引き上げ又は維持)

2020年10月30日


危険度


(1)レベル2:不要不急の渡航は止めてください。


(2)レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)


当日の主要な議論は以下のとおりです


Warm up


One minute chat about business travel.


Game


Collect words related to coronavirus, e.g., pandemic, vaccine, hospital.


Let’s discuss the article


1) Have you taken any business trips lately?


2) What do you think about the change of policy?


3) When do you think it will be safe to travel again?


この記事を使うワークショップの日程及び申し込みは下記リンクからお願いします。


【オンライン開催】朝英語の会@京阪神~The Japan Times 紙記事について議論する~第31回


第31-1回 2020年11月14日(土) 10:00~11:30


第31-2回 2020年11月19日(木) 20:00~21:30


コロナを取り巻く情勢は日々変わっています。あなたの意見はどうですか。新参加者の参加費は500円です。お気軽にご参加ください。



朝英語の会@京阪神 11/21(土)& 11/26(木)のコンテンツ


11/3(火)以降にアップ予定



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