Global Agenda
Kobe Research Centre for Global Society
グローバル社会にマッチしたクラス運営をします
Global Agendaでは日本、あるいは東アジアで一般的な、「先生が教え、生徒は教えられる(答えを与えられる)」という授業の進め方はしません。集団指導コースでは、欧米の、特に高等教育で常識となっている、アウトプット重視の授業をします。もちろん予習なしで、授業には参加できません。受講者は与えられたリーディング・リストの文献を読んで、クラスの仲間と議論した上で、自分の意見を論理的に説明する訓練を積んでもらいます。また、英語の学習も必修となっています。以下は幹部社員向けグローバル人材コース・モデルプランの詳細の説明です。非正規社員対象研修プログラム及び英語教育プログラムのモデルプランも別途ご用意しています。
実践的英語指導
TOEIC (L&R) の指導
国際人としての知識の集積と発信のために欠かせないツールとなっている英語を効果的に学習するために、このクラスでは主にTOEICを中心に英語の指導を行う予定です。Global Agendaの講師陣のこれまでの実績によると20時間の集団指導で100-150点のスコアアップが可能です。40時間の指導で、まずは現在のスコアから200点アップを目指します。
そして、研修受講者は通常の英語でのコミュニケーションに最低限必要な700点を当座の目標とします。幹部社員及び海外赴任が予定されているスタッフには800点以上のスコア獲得を最終目標とします。
TOEIC (S&W) の指導
TOEIC700点をクリアした受講者には実践的に英語を使えるようになっていただくために、TOEICのSpeaking 及びWritingのコースに出席していただきます。但し、TOEIC(L&R)の高得点保持者でも、英語のSpeaking 及びWritingは簡単ではありません。まずは英検準2級及び2級の面接試験等の問題から始め、進捗状況を確認しながら、授業を進めます。
英語論文の指導【オプション】
研究職等で英語論文の発表が必要なスタッフに対しては英語の文献の探し方、英語論文の書き方、参考文献リストの作り方、アブストラクト(研究概要)の作り方などを指導します。また、レファレンス・ソフトウェアの活用方法等についてもご説明させていただきます。
グローバル・ビジネスで成功するためには
国内でのビジネスも同じですが、グローバル・ビジネスを取り巻く社会環境は刻一刻と変わっています。市場は、それが存在する社会と相互に依存し影響しあっていますから、現代社会のシステムやそれを培ってきた歴史をマクロな視点で見つめ、今我々が位置している場所、そして、これから向かうであろう方向性を予測する能力を身に付けることが、グローバルビジネスを成功に導きます。
新興国の人々が、日本に注目するのは、植民地化の危機から近代産業国家を興し、軍国主義から敗戦を経て、社会保障制度も整備された、格差の比較的少ない、豊かな国をつくり上げることの出来たその仕組です。途上国の貧困問題や格差などから生じるテロ、環境汚染や食糧難、そして民族及びグループ間の対立を見ると、日本もかつて経験したことであることがよくわかります。
様々な障害や文化の相違があるにせよ、世界中の人々が豊かで平和な生活を望んでいることはまちがいありません。これらの人々の基本的欲求を理解した上で、グローバル市場に目を向ければ、多くのビジネスチャンスをつかむことが出来るはずです。
クラスでの討論・プレゼンテーション
事前に配布したテーマ別のリーディングリスト上の書籍、論文、新聞及び雑誌記事を前日までに読んでメモを取った上で研修に出席してください。事前に十分に準備していないと、研修に主体的に参加できず、期待したような学習の成果があがりません。取り上げられるテーマは、グローバル・ビジネスに影響のある政治経済・社会システムから、グローバルマネジメントに直接係るトピックです。クラスでは、専門家から講義を受けた後、テーマに沿った複数の異なる見解を議論した上で、自分あるいはグループの意見をまとめ、グループ・プレゼンテーションとして発表することになります。
欧米の教育機関では、通常この形態で授業が進められます。知識のインプットよりも多面的な分析に基づいた個人あるいは所属グループの見解をプレゼンテーションやレポートとして発表し、様々な異なる意見を集約していくことを学習します。このようなアウトプットを中心に据えることで、集中力、論理的思考力、コミュミュケーション能力、発信力を高めます。これらの能力は、これからのグローバル社会において、最も求められる能力です。
グローバル事業戦略の提案
この幹部社員向けグローバル人材研修プログラムでは最終的な成果として、参加者全員で所属企業のグローバル戦略事業の企画案を作成し経営幹部に提出してもらいます。
また、座学終了後は海外事務所等での勤務や国際見本市への参加等、On the job training (OJT)を通じて、グローバル経営の現場で経験を積んでもらいます。
また、要件を満たした研修修了者には海外の研修機関でのプログラムへの参加も期待されます。